やる気の源
健史 遠田モチベーションを維持したい時、成し遂げたい目標がある時、皆さんは自分をどう導きますか？
僕の場合、一番手っ取り早いと思ってする事としては『途中で投げ出せない環境に身を置く』です。
例えば、スキルアップや資格所得だとしたら講習・講座を予約してお金を払ってしまう。
という感じです。
お金を払ってしまえば、やらなきゃもったいない精神が出てくるし、講習・講座は他の参加者もいるので、他人に迷惑をかけてしまいますし、時間を共にすることで、そこに集まる人が同じ目標を持つ同志になり、それもまたモチベーション維持に繋がります。
スキルアップ、資格所得に限って言えば、独学も可能ですが、より確実なのは目標達成のノウハウを持った方に教えてもらい尚且つ同志と競い合いながらゴールを目指す！これが実は一番の近道なんではないかと最近思います。
費用も時間もかかりますが、自分一人で全部抱え込むよりよっぽど確実な気がします。
では禁煙・禁酒などの『何かを断つ』という行為はどうでしょう？
講座とか講習とか探せばあるかもしれませんが、そういう次元の問題ではない気がします。
まずは減らすところから。タバコなら一日１箱吸っていたのを一日１０本にしてみる…
お酒なら毎日飲んでいたのを一日おきにしてみる…とか。
アルコールやニコチンは「依存」という言葉がある位なので、やめようと思って簡単にやめられるものではありませんし、やめられるなら既にやめているはずです。
目標のレベルにしてしまうという事はおそらく、今までにも『断つ』事をチャレンジしたけど達成できなかったとか、一度は断ったけどまた習慣になってしまったなどがあるかもしれません。
目標を達成したことにより得られるものが、例えば『健康な身体になる。』だと大変素晴らしい事ですし、達成して健康を感じる事が出来ればそれが『ご褒美』になります。
しかし頑張っている最中にも『ご褒美』が必要で、達成した先の『ご褒美』だと、モチベーション維持には直結しにくいものです。
「タバコを一日１箱吸っていたのを一日１０本にしてみる。」を一か月続けたら自分に『ご褒美』をあげる。
というルールを作り、達成して『ご褒美』をもらったら、次はもう少しハードルを上げる。今度は一日５本にする…みたいな。
禁酒でも同じ事が出来ますし、これは『断つ』系だけでなく、スキルアップや資格所得の場合でも効果を発揮すると思います。
『ご褒美』は大げさなものでなくて良いと思います。
普段よりちょっと贅沢な食べ物だったり、普段よりちょっと贅沢な買い物だったり、旅行が好きなら普段よりちょっと贅沢な旅、でもよいと思います。
普段は98円の納豆を食べてるけど今日はお取り寄せで500円の納豆にしよう！
それも充分幸せな、自分への『ご褒美』だと思います。
そんな程度…と思う方もいるかもしれませんが一度試してみてください。
意外に『ご褒美』効果ありますよ？
何をもって『ご褒美』かは自分次第ですし、とっておきの目標なら、とっておきの『ご褒美』を自分に設定してあげれば良いと思います。
そのかわり全力で取り組んでください。でないと例え目標を達成しても『ご褒美』に遠慮を感じてしまい、『ご褒美』を全力で満喫できずに次の目標達成に響きます。体験談です。(笑)
でも『全力で取り組む』のと『無理をして自分を痛みつける』のは違います。
人には愛情を注げるのに自分に優しくできない人、結構居ます。
メリハリが新しい発見、新しい出会い、新しいステージを連れてきてくれる事がたくさんあります。
休むべき時はしっかり休む！
時期が来たらしっかり進む。
甘えやサボりと『休養』は違います。
然るべき『道』に備えて心と身体を整える。
歩みを止めた『静』の中で、初めて見えてくる世界もあります。
頑張りすぎは『継続』を遠ざけます。
『まだやれる！』は時にパフォーマンスを下げます。
こだわり過ぎは『ゴール』を見失わせます。
肩の力を抜くことが『客観視』を磨き、『次のステージ』を連れてきてくれます。
その中で出来た『仲間』が居れば、その仲間が『癒し』を与えてくれます。
頑張り過ぎないで！でも『継続』は力です。無理は禁物。ほどにほどに休みを取りながら。
一緒に、ちょうど良く、頑張りましょう。
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